よく言えば陽気で明るい、悪く言えばチャラくて軽いといういかにもイマドキの若造くんって感じの阿炎。夏場所では土俵のラスボス白鵬から金星を挙げてみせるなど妙にかき回してくれています。
親方ゆずりのイケメン!との声もある中、彼女いるんじゃね?疑惑もあります。そんな阿炎の斜め上行く発言をインタビューなどから拾ってみました。
初金星の名台詞
相撲の型は親方ゆずりの突き押し相撲3人きょうだい(兄と姉が1人ずつ)の末っ子。どこのクラスにも一人はいそうなお調子者って感じですがそこが逆に人気です。
『もう勝ち越した気分!うれしすぎて早く帰りたい!』
記者に初金星の感想を尋ねられて。ただし、この日はまだ初日から三役以上ばかりと対戦して2勝4敗と黒星先行でした。
『もう帰っていいですか?お母さんに電話したいんで』
インタビュールームに呼ばれて取組の感想などを聞かれていたのですが前日が母親の誕生日だったことをあげてインタビューを切り上げて引っ込んでしまいました。
この後母親に電話したのですがお互い大泣きで何を言ってるか分らないので落ち着いてからまた掛け直したそうです。その日の阿炎兄のツイート
まだ興奮してるわ(笑)
阿炎すげーなほんとに!
おふくろ泣きすぎて死ぬんじゃないの(笑) pic.twitter.com/XFgvsRdSVq— ぽりきち兄さん (@porixxxxx) 2018年5月18日
長いこと金星インタビューを見てますが帰っていいですか?と言った力士は初めて見ました(笑)阿炎って自由だわー。この名台詞は翌日幕下で勝ち越しを決めた豊ノ島が使ってました。この台詞は流行りそうな予感。
阿炎は翌日の豪栄道戦でも勝利して2日続けてインタビュールームに登場しました。この勝利は父親にまず連絡すると言っていて、これまた早く電話がしたくてうずうずしてるのが顔に出てました。
夕方のアニメが見たくて塾さぼりたい子どもかっ!
金星を挙げて母親に速攻で電話したという阿炎ですが、玉垣親方は「母親じゃなくてコレじゃないの?」と小指を立ててみせてました。
で、実際のところはどうなのか。
写真誌などに取り上げられたわけではありませんが(元稀勢の里クラスじゃないと記事としての旨みがないのかも)いることはいるようです。
ま、大人気力士の一人ですしね、貴景勝みたいに「今は相撲に集中したいから彼女は要らない」なんて発言を阿炎がしてるのも見たことないし。出来婚しちゃいましたと発表されてもやっぱりねと思うでしょうな。(笑)。
稽古は嫌いホントにキライ
阿炎の師匠は角界一のイケメン親方の錣山親方、威勢のいい突き押し相撲だった元関脇・寺尾です。
阿炎もイケメンだという人がいますが、個人的には「そーかぁ??」です。正しいイケメンというのはこういうお顔立ちを指すものだと思っております。
阿炎の素質について錣山親方は「磨けば光るとこばかり」と大絶賛なのですが、一方で子どもの時から稽古嫌いで楽をしたがる阿炎の性格にもどかしさを感じることもあるようです。
『幕下は飽きた』
とんとんと新十両まで来たものの、十両の壁に当って3場所で幕下に陥落を余儀なくされた阿炎。そこから低迷が始まり、1年半の幕下生活を余儀なくされます。
この頃阿炎は、もうこの先はないんじゃないかと半分諦めて相撲をやめて何をするかを考えたりしていたそうです。それを見ていた兄弟子の彩に本気を出す前に諦めるなと諭されます。
兄弟子の言葉が胸に響いた阿炎は子どもの頃に世話になっていた相撲の先生に「幕下は飽きた」と宣言。それからふた場所で十両に戻ってきました。見事な有言実行。やれば出来る子の見本のようだ。
『三賞総なめにしたいっす!』
今年の初場所が新入幕でしたが、新入幕にかける意気込みを会見で聞かれてこの台詞が出てきました。となりにいた錣山親方に「お前、もう少し謙虚に言うもんだろ」と言われて
『あ、じゃあ…2つで』
新入幕で三賞総なめにしたいそうなと聞かされた解説の北の富士勝昭氏に「阿炎って番付けいくつ?新入幕?取れるわけないじゃん!」と一笑に付されてましたが、終わってみれば10勝5敗の大健闘で敢闘賞を受賞しました。
ここまでなら親方にも大いに褒められただろうと思うのですが、千秋楽の三賞インタビューが終わった時にカメラに向かってピースサインをしてみせたことで部屋に戻ってから親方に大怒られ。阿炎はとことん自由です。
『辞めたいと思ったことは何度もあった。今でも思うことがある なんで朝っぱらから稽古しなくちゃいけないのかとか』
幕内に入ってから受けたインタビューでの発言。お相撲さんのデフォルトはこういうとき「稽古が辛いときもありましたが親方や周りの人に支えられて頑張れています」と答えるものなんだけど…。
3月場所中に受けたインタビューでは「勝っても負けても楽しい」と力のある力士衆との対戦を楽しみつつ勉強してる様子でしたが、稽古せずに済むならそれに越したことはないと思ってそうです(苦笑
子どもの頃は中学2年までぶつかり稽古になるとトイレの大にこもって出てこなくなったという稽古嫌いの阿炎ではありますが、全然稽古しないわけではもちろんありません。時にはマゲの元結が切れるほど激しいぶつかり稽古もやっております。
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微妙な三角関係
『阿武咲。か・く・じ・つ・に阿武咲』
abemaTV大相撲チャンネルでライバルは誰か?という質問に即答。
阿炎と阿武咲(阿武松部屋)は小学校時代から相撲の全国大会で顔見知りという仲です。阿武咲の方が年下ですがずっと意識してきた存在ということでしょう。
が、阿武咲は貴乃花部屋の貴景勝とお互いライバル同士と公言していて阿炎の名前は出てきません。貴景勝⇔阿武咲←♥阿炎の図式みたいでちょっと切ない(笑)
この記事書いてる時点で5勝5敗の五分の星、入幕以来負け越しなしで3場所目を終えられるかが気になるところです。
白鵬を下した金星で殊勲賞の候補に浮上しそうですが負け越したら受賞できません。乗ってる若造は怖いですから、今場所も殊勲賞もらって三賞インタビューで豪語しそうです。「あと技能賞だけなんでフルコンプしたいっす!」
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