新型コロナ感染で治療中だった勝武士(高田川部屋)が亡くなりました 謹んでご冥福をお祈りいたします

土俵下にマットは敷いてある?土俵周りのあれこれ話

お相撲あれこれ

土俵から転落した時にケガする力士が出ると必ず「土俵下にマット敷いておかないからケガする!」という話が出てきます。

実は、土俵下にはとっくにマットが敷いてあるんです。そのことをご存じない方が多いですね。

土俵周りのあれこれについてのお話です。

土俵下のマットって?

常人よりはるかに重たい人が落っこちてくる土俵下、安全対策として衝撃を吸収するマットが敷かれています。

国技館と地方場所では土俵から審判の座る位置までの距離が違います。国技館は審判の親方衆と控え力士の足元をどうかすればまたぎながらじゃないと歩けないくらい狭いですが、九州場所はかなり広々しています。

土俵の高さとマットの厚み

ケガ人が出ると土俵が高いからケガする説もよく一緒に出てきます。

土俵は俵のてっぺんまでの高さが60センチあります。60センチつったらこれの高さとほぼ同じです。

結構な高さあります。私なんか高いとこ苦手ですからこの高さから下を見下ろすのもイヤだし飛び降りるとか遺書を書きたくなります。

矢印のとこまでがマットです。マットの上を靴履いて歩くと少しだけ沈むくらいの固さの素材です。国技館と地方場所では若干素材が違うと聞きました。

こうしてみると重たい力士衆が土俵に落ちた時の衝撃を吸収するにはいささか薄くて頼りない感じもしますが、厚みを出すと会場の床とマットの段差が大きくなってすり足歩行が基本の力士衆がつまづいて危ない問題が出てきます。

薄くても飛び降りた時の衝撃をよく吸収してなおかつ足首をぐねらない素材ってないものですかねぇ。

土俵下のアイテム今昔

吐いた力水の行方

土俵上で関取衆がつけてもらった力水を吐き出しますが、あれは下水に直結された水受け口が土俵に作り付けになっていますよね。

この水受け口が取り付けられるまでは、力水の桶より一回り小さい桶に吐き出していたんですよ。蔵前国技館の時代はそうだったと思います。

取組が赤房か白房の下あたりでもつれると呼出しさんが力水の桶をさっとどかしますが、吐いた水を桶に吐いていた時代もどかすのは力水の方だけでした。

そのため、落ちた場所が悪くて吐いた水をかぶってしまう力士もいました。誰だったかは思い出せませんが、もンのすごくイヤそうな顔してたことだけ覚えております。そりゃそーだろ(笑)

呼出しさんの椅子

土俵下に控えている呼出しさんが腰かけている白い椅子は発泡スチロール製です。

趣味で畑作ってる母があの椅子はどこで買えるんだ!?と言ってたので調べてみましたが特注品だそうです。残念でした。

この椅子も昔は木の小さな腰掛でした

呼出しさんは水桶をどかすときこの腰掛も一緒に持って立ち上がっていたのですが、土俵上があわただしいと水桶だけで手いっぱいということもあり、この上に落っこちてしまうとケガをするということで発泡スチロール製の椅子になったようです。

ちなみに、現在はこの発泡スチロールの椅子は蹴飛ばしてどかすそうです(笑)

土俵周りも時代とともに安全面を考慮して変遷してきていますね。

コメント