大阪場所初日、照ノ富士が久々の白星でスタートです おめでとー!

横綱稀勢の里9度目の休場は論外?初場所で進退かこのまま引退不可避か

稀勢の里 力士衆と親方

今年おさめの九州場所で、横綱稀勢の里が初日から4連敗を喫して途中休場です。これで横綱昇進以来9度目の休場となってしまいました。

場所前かなり調子は上っていると自信を見せていたものの、フタを開けてみればなんということでしょう(涙)先場所の15日間を日々心臓が止まりそうな思いで涙ながらに見守り、千秋楽にやれやれと胸をなでおろして安堵の涙を流した我々稀勢の里ファンは再び奈落の底に落っこちた気分です。

ただ、さすがに今回の休場はファンであってもそれってどうなんだ??という思いが残ります。一体稀勢の里はどうなってしまうのでしょう。

※追記あります…うううっ(涙)



稀勢の里の休場はルール無視?

横綱の初日から4連敗は1931年初場所の宮城山以来87年ぶり、年6場所制になってからは初のまことに不名誉な記録であります。

歴代の横綱衆へのインタビューをまとめた『横綱』という本で、歴代の横綱衆が口をそろえて降格がない横綱という地位は昇進した時から引き際を頭に置いて土俵に上るものと言っているのを読んだことがあります。

この本を読んでいて、古代シケリア島(現シチリア島)を治めたディオニュシオス2世の細い糸で剣を吊り下げた玉座の話を思い出しました。

横綱とは負けない力量があるから推挙されるわけで、負けが続くようじゃ横綱としての資格がないと覚悟を決めなくちゃいけないものです。玉座の上に剣を吊るした細い糸を切るのは横綱自身の決断。

横綱がいくつ負けたら引退というような明文化されたルールはありません。ここら辺は相撲が求道的なものである証です。

これは言い換えればずーーーっと休んでいれば横綱の地位だけは守れるという意味でもありますが、そんなことは誰も認めません。なによりそれに甘んじるような人に綱締めていてもらっても相撲の体面が汚されます。

稀勢の里は秋場所に進退をかけて出場し、やっとの思いで2桁勝ち星を挙げました。ですから、九州場所は優勝かそれに準ずる星を挙げる横綱としての義務がありました。

にも関わらず稀勢の里は初日から負け続けて再び休むという。

客観視すると何百年も続いた相撲的な価値観には存在しない決断だろうなと思います。



なぜ稀勢の里は休場を選んだか

稀勢の里

15日朝、稀勢の里は報道陣の前に自ら立ち今場所の途中休場を発表しました。初日に実は膝を傷めていて、思うような相撲が取れないからしっかり治して再起を図りたいというのがその理由です。

ああ、怪我して思うように相撲が取れないなんてみんな同じなのに、休んでも横綱は番付変わらないからいいよねぇという世間の皮肉が聞こえる(苦笑)

途中休場の発表は師匠が行なうのが一般的ですが、このみっともなくて往生際の悪い休場を悔しさをかみ殺して自分の口で発表するあたり、稀勢の里のクソ真面目な性分の表れでしょう。会見途中で泣くんじゃないかと見ててハラハラしたわ。

横審は休場が発表されて、横審の北村委員長は「休場が続き長期に渡って強さを満たすことが出来ずにいてこの先気力体力が続くのか心配している。」と心優しきコメントを出しました。普通だったら引退勧告案件なんだけどね(苦笑)

甘やかされた横綱だとか勝てない横綱はさっさと辞めてしまえ!という世間のバッシングを受けることは重々承知しているでしょう。場所前に「勝っても負けても全部出る」と言った言葉を覆してしまったことも「だってしょーがないじゃないかぁ」とは思ってないでしょう。

それでも稀勢の里は昇進場所14日目以来ずっと抱えている不完全燃焼感を一人の力士として払拭したいのだと思います。



なぜ今場所は勝てなかったのか

場所前には優勝の二文字を口にするほど好調だと伝えられていた稀勢の里はなぜ今場所さっぱり勝てなかったのでしょうか。

これはどうやら、場所前の連合稽古などで取り口を研究されてしまって自信のあった左を徹底的に封じられてしまったことが原因と思われます。

左を封じられたことで上半身と下半身の動きのバランスが崩れてばたばたになる。よってもともと高い腰がさらに高くなる。休場を決めた4日目の敗戦も、もっと腰が下りていれば投げを食わずに済んだかもしれないのに。

わたくし、テレビ見ながら「ハギワラくん落ち着け!」と毎日叫んでおりました。

稀勢の里と書いて不器用と読むというくらい小賢しいことができない稀勢の里。怪我がない力士だっただけに怪我との付き合い方が分らず、自分の体力を過信してしまった結果いまに至っている感があります。

初場所に復活はあるか

秋場所に進退かけた稀勢の里の恥も外聞もかなぐり捨てた「ゴメン やっぱり調子悪かったからワンチャンお願い!」はファンとしても諸手を挙げてよっしゃよっしゃとは言い難いもやもや感があります。

稀勢の里の性分を考えれば、状態が戻らんからやっぱり引退します…(涙)はないと思います。次にかけると言ったなら必ず出てくると思う。

ただ、来場所は今場所を休場している白鵬・鶴竜の二横綱も戻ってくるでしょう。今度ばかりは10勝では世間も横審も許してくれないと思いますから、稀勢の里の二度目の進退かけます場所は前回よりもハードルが上っています。うーん…キビシイ…。

今上天皇の最後の天覧場所になるかも知れない初場所。涙の復活劇は絶望的に難しい気がしてなりません。

しかし土俵は上ってみなければ分らないといいます。決して器用でも圧倒的に強い力士でもない稀勢の里ですが、横綱に昇進する前は負ける気がしない土俵を務めていました。あの稀勢の里を取り戻すために神様仏様どうか稀勢の里に力を貸してやってください。

【追記】

ほぼ絶好調の前評判を引っさげて臨んだ初場所でしたが、初日からいいとこなく3連敗。

稀勢の里が引退を決断しました。会見は16日午後が予定されています。(管理人ただいま茫然自失状態)

ここまで勝てない以上引退は仕方ないことではありますが、今はただ、泣き虫のハギワラくんが悔し涙を流す会見じゃなきゃいいんだけどと思うばかりです(涙)



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