平成最後の初場所は1月13日が初日です

貴景勝かわいいのになぜこんなに強い?初優勝が見えて分ってきた意外な素顔とは?

推し力士への差し入れに!印象に残りまくりです

貴景勝 力士衆と親方

大相撲九州場所、千賀ノ浦部屋に移籍したばかりの小結貴景勝の快進撃に注目が集まっています。(結果が出たら追記します)

先月突然所属の貴乃花部屋が消滅し、これまでとは異なる環境に放り込まれてどうなることかと心配される中での活躍に胸を熱くする人多数ですが、身長低く体格に恵まれないとされる貴景勝はなぜこんなに強いのか。

そこには元貴乃花親方への恩返しという浪花節的な理由だけではない、なるほどぉ!な理由があるのです。



実は有利な体型?

20年30年前に比べて最近の力士衆の大型化は大丈夫なのか?と思ってしまうほど進みました。身長180センチ以上当たり前、逸ノ城がかつて「200キロ超えたら牛か馬」と言った200キロオーバーが普通に相撲取ってたりします。

そんな中の貴景勝のフィジカルスペックは
身長:175センチ(近くで見た限りではもっと低そうに見えた)
体重:170キロ

体重があるので小兵とは言いませんが、土俵入の際に大きい力士に挟まれると貴景勝のとこだけぽこっと谷間になっています。

貴景勝

手足が短くお腹の丸いあんこ型、掌も小さいので廻しを取ってもすぐ切られそう。というわけで貴景勝は突き押し一択の相撲を取っています。というか、懐深い大型力士相手じゃ廻しに手が届きませんから四つ相撲には到底向かない体型です。

恐るべき体幹

小さくて丸い体型は、捕まえてしまえば案外楽なものです。ところが今場所の貴景勝は相手に廻しをほとんど触らせません。立合い一発のぶちかましの威力を誇る力士相手でもまったく当り負けないのです。

幕内力士が本気で突っ込んでくるのは走ってきた軽トラにぶつかるくらいの衝撃といいますが、はじかれて後退せずに敢然と前に出られる体幹がすごい。

短い腕も武器?

貴景勝と碧山を並べると腕の長さが20センチ以上違うんじゃないか?と思うほど貴景勝の腕は短いです。ビジュアル的に可愛いと思わせる要素の一つです。

相撲は足が短くて腕と胴が長い体型が有利とされています。胴が長ければ懐が深くなりますし、腕が長ければ少々キツイ体勢でも廻しに手が届きます。

では腕が短いのは圧倒的に不利なのか?

貴景勝は廻しを取らせないことが身上の突き押し相撲です。腕が短いということは、脇が不用意に甘くならないということでもあります。つまり、まず差されない。

低身長の強み

これまで力士は大きいほうがパワーがあって強いとされてきました。かつての巨漢ハワイ勢の活躍からこういう価値観になったものと思われます。

その尺度でみると190センチ前後がうじゃうじゃしている幕内は背の低い貴景勝にとってずいぶんと不利に見えますが、実はそうでもなく、むしろ有利なのです。

相撲は力の方向を下から上に働かせて相手を押し上げる競技です。そのために腰を割って低く構えなきゃいけない。腰高が嫌われるのはそのためです。

貴景勝は標準で低いので背の高い力士にとって非常に相撲が取りづらい相手です

組み相撲の大型力士にしてみれば、胸もとで見る、押すを繰り返す貴景勝を捕まえようと繰り出される突きをこらえている間にいなされ、そこにえらく威力のあるつき落とし(私は最強のどつき倒しと呼んでいる)を食らってしまいます。

十両以下を見回してみてずいぶん小柄な力士が増えたなぁと思っていましたが、これからは背が低いほうが達者な相撲を取る時代になっていくのかも知れません。



仏頂面の意外な素顔

貴景勝といえばあの仏頂面です。ただ、部屋が貴乃花部屋から千賀ノ浦部屋に変わったためかどうかは知りませんが、九州場所では仏頂面というより無表情を心がけてる風に見えてますが。

インタビューも極めて優等生なコメントに終始しますし、師匠から教わった「勝って奢らず、負けて腐らず」を一生懸命実践しているようです。

入幕当初は負けを受け入れられず褒められない土俵態度を見せることもありましたが、最近はたいへん良い子になりました。なにより相撲がきれいになった。

貴景勝の父親(パパ景勝?)は「息子は表情に出さないので何を考えているか分らない」と言っていました。

基本真面目で相撲一筋なんだなーと思いますが、土俵を離れた貴景勝は意外なことによく喋る普通の22歳なんだそうです。

貴景勝

集まった取材記者さんたちへの対応も一方的に切り上げることはなく、質問が出尽くすのを待ってから「もういいですか?」と引き上げるそうですし、巡業などで空いた時間には相撲研究ではなくスマホのゲームに没頭していたりします。

貴景勝は歴史が好きだそうで、兄弟子の貴ノ岩がにこにこしながら一生懸命歴史について語る貴景勝の話を聞いてやっていたという目撃談もあります。

オンオフの切り替えはうまくやっている印象ですね。ま、寝ても醒めても相撲だけじゃいずれ頭がパンクしてしまうか(苦笑)

乗ってる若造は怖いと常々思いますが、来場所は初の関脇が確定的です。仮に今場所優勝すると初場所は早くも大関獲りの場所となりそう。関脇1場所で大関になったらこれはこれで歴史に残るかも知れん。

敬愛する師匠が突然角界を去るという苦渋の決断をしたことは、今場所の貴景勝に大きく影響していることは間違いないと思います。

それでも、相撲の師匠は千賀ノ浦さんになったけど心の師匠は貴乃花さんという強い気持の支えがあるから修行僧のように土俵に上れるんでしょう。

【追記】

貴景勝、九州場所の幕内優勝を勝ち取りました!おめでとー!世間は結びで高安が勝って優勝決定戦に持ち込まれることを期待しましたが、高安が御嶽海に負けたことで優勝決定です。

支度部屋で決定戦に備えて待機していた貴景勝、結びの一番の行方をあえて見ずにいましたが、兄弟子の貴ノ岩がにっこにこしながらやってきてハグしたのが印象的でした。

この先10年は確実に相撲が取れるであろう貴景勝。どこまで伸びるか楽しみです。



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